活動内容

ハウジングファーストとは

ハウジングファースト

「ハウジングファースト」とは、住まいを失った人々への支援において、安心して暮らせる住まいを確保することを最優先とする考え方のことです。 1990年代にアメリカで始まったハウジングファースト方式のホームレス支援は、各方面の調査からその有効性が証明されたことにより、全米の各都市で採用されるようになりました。現在では、カナダ、オーストラリア、そして多くのヨーロッパの各国で採用されています。 従来のホームレス支援では、「ホームレス状態にある人々、特に精神や知的の障害を持つ人が地域生活を送ることは難しく、居宅に住むための準備期間が必要である」という考え方のもと、シェルターや精神科病院、グループホームなどで一定期間、治療や生活訓練を行なった後、アパート入居をめざす、というステップアップ方式が採用されてきました。しかし、アパートに向けての「階段」をのぼっていく過程において、多くの人がドロップアウトしてしまい、結果的に路上生活が長期化してしまうことが問題視されるようになりました。

ハウジングファースト

このような背景があるなか、ハウジングファースト型の支援では、住まいは人権であるという確固たる信念のもと、ホームレス状態にある人々に対して無条件でアパートを提供します。精神科医、ソーシャルワーカーなど多職種からなるチームと地域が連携して、その人を支えていくという手法が採られています。 調査の結果、ハウジングファースト型による支援によって社会的なコストが削減できることも判明しています。

世界の医療団、TENOHASI、コミュニティホームべてぶくろ、訪問看護ステーションKAZOCつくろい東京ファンド、ゆうりんクリニックからなるホームレス支援プロジェクト「ハウジングファースト東京プロジェクト」でも取り入れられているホームレス支援モデルです。

このモデルを創始し、20有余年にわたって先駆的実践を行ってきた米国の非営利団体パスウェイズ・トゥ・ハウジングが、その合理的かつ人道的な試みをひとつの動画にまとめました。
「ハウジングファースト」フィラデルフィアにおける成功の記録

世界の医療団プロジェクト・コーディネーター 中村あずさ 米国研修レポート
「ハウジングファースト~コミュニティで回復するということ」


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