『ハウジング・ファースト』フィラデルフィアにおける成功の記録

「ハウジングファースト東京プロジェクト」(六団体からなるコンソーシアム:訪問看護ステーションKAZOC、国際NGO世界の医療団、一般社団­法人つくろい東京ファンド、NPO法人TENOHASI、べてぶくろ、ゆうりんクリニ­ック)は、ハウジン­グファースト・モデルによる支援を通じて、誰一人としてホームレス状態に陥ることのな­いコミュニティの創造を目指します。

日本ではまだ馴染みの薄いハウジングファースト。

その合理的かつ人道的な試みについて、このモデルを創始し、20有余年にわたって先駆­的実践を行ってきた米国の非営利団体パスウェイズ・トゥ・ハウジング制作のビデオを日­本の皆さんにご紹介いたします。



「パスウェイズがオレにしてくれたことを思うと・・・とうてい想像できないだろうよ。
路上にいた頃は、朝、目が覚めて、横向くと、ドブネズミがオレの顔をじっと見てるんだ。

分かるか?

警官は「そこにいちゃいけない。どっか行け」
ってオレを追い払うし、だからシャワーが浴びられるところへ行って、シャワーを浴びて、服を着替えて、「普通」に見えるようにするさ。

だけど、どういうわけか オレはホームレスのままなんだ。
歩いてると、前から来る連中が道の反対側へ渡っちまうんだよ。

でも、今じゃ誰もそんなことしねえ。
オレを見て道の反対側へ渡ったりなんかしねえよ。

それどころか、話しかけてくれるんだよ。
挨拶すると、挨拶を返してくれるんだよ。
オレに今の生活を送る資格があるのか分からないけど、でも、自分の生活を楽しもうとしてる。

分かるか?
 
本当に今の生活を楽しんでるよ。

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