エボラ出血熱:シオラレオネからの報告

世界の医療団は、2001年よりシエラレオネにて医療支援活動を行っています。

エボラ出血熱:シオラレオネからの報告
シエラレオネ北部のコイナドゥグ地区などを中心に、公共の医療システム、セクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス、コミュニティ・ヘルスなど医療システムの基盤強化のほか、現地の医療保健人材への指導、また安全な飲料水のアクセス確保、医療危機やコレラなどの伝染病の予防など多岐に渡る活動を展開しています。

エボラ出血熱:シオラレオネからの報告
エボラ出血熱の流行では、現地からの要請により感染予防、検査、症例管理と制御に関する支援活動を行いました。モヤンバ地区のエボラ治療センターでは、Solidarité InternationalなどのNGO団体やノルウェー政府と協働しながら、英国国際開発省、シエラレオネ保健省からの終息が宣言されるまで、エボラ感染患者のケアにあたったほか、社会的動員、リサーチ、モニタリング、そして感染者を対象とするメンタルケアなども提供しました。

エボラ出血熱:シオラレオネからの報告
2015年11月の終息宣言後もシエラレオネでは、新たな感染者が発見されておりましたが、2016年6月9日、WHOより西アフリカのエボラ出血熱流行の終息宣言が発表されました。 


Poreh Kamarah, 生存者(写真一番下)
体が弱る一方だったけれど、子どもたち、孫たちを育てるために闘い続けたわ。

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