第12回スマイル作戦バングラデシュへ出発

世界の医療団 日本は、形成外科手術を必要としながらもその機会に巡り合うことのない患者たちに手術を行う「スマイル作戦」をバングラデシュで実施致します。今回で第12回目となります。

第12回スマイル作戦バングラデシュへ出発
バングラデシュでは、2009年から首都ダッカの郊外で年に2回の「スマイル作戦」を行っており、今回で12回目(今年2回目)となります。今回は日本から医療ボランティア7名、フランスから医療ボランティア3名が参加します。日本の医療チームは、2014年11月13日に羽田空港を出発。バングラデシュへの直行便はないため、シンガポールを経由し、約12時間の空路を経て、現地時間の夜に首都ダッカに到着致します。中東を経由してダッカに翌14日に到着するフランスからの医療者チームと合流し、即時、診察を開始、6日間に亘るオペスケジュールを決定していきます。

第12回スマイル作戦バングラデシュへ出発
前回、2014年2月に行ったミッションではダッカ市郊外にて、38例の手術を無事に終えています。
また、今回はチームを二つに分け、ダッカでの活動を継続しながら南部の都市コックス・バザールでも計4日のパイロットミッションを行います。同地には形成外科を提供する医療施設は元より、国外からの支援活動もありません。ダッカまでは陸路で10時間以上が必要であり、患者たちは手術を必要としても私たちのミッションのために時間とお金をかけて移動することが現実的ではありません。既に150名の患者が事前登録を済ませ、チームの到来を待ち望んでいます。今回のミッションの結果を見て、将来、定期的にこの地でスマイル作戦を行うかどうかを決定して行きます。

第12回スマイル作戦バングラデシュへ出発
世界の医療団では、物品や設備が限られた環境の中で最大限の技術を駆使し、今回もトラブルなくミッションを終えられるよう派遣ボランティア、派遣スタッフ、現地スタッフ力を合わせて臨みます。また、いつの日か、バングラデシュの医師や看護師が自国の患者を独立して手術を行うことができる日を目指し、手術と並行し、現地の医療者への技術や知識の移転にも取り組んでいきます。

第12回スマイル作戦バングラデシュへ出発
寄せられる温かなご支援に感謝するとともに、今後もどうぞ引き続き、バングラデシュで活動するボランティアへの応援をお願いいたします。

帰国後、本ページにて活動報告を行います。


スマイル作戦 バングラデシュ


■活動地: バングラデシュ ダッカ市郊外

■日程: 2014年11月13日~11月22日

■派遣ボランティア:

与座聡、山田信幸、江口智明、森岡大地(形成外科医)
ナディア・スマイル、フランソワ・ゴシア、ブルーノ・ダルタイェ、岡田朋子(麻酔科医)
新井朋美、辻ノ内幸恵(看護師)

■活動病院: ゴノシャスタヤ・ケンドラ大学病院、ゴノシャスタヤ・ケンドラ・コックスバザール病院


スマイル作戦について


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出発写真は左から江口智明医師、関麻衣事務スタッフ、(後方)森岡大地医師、(前方)与座聡医師、新井朋美看護師。

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