©Allan Wullus

パンジ病院:ROSINE 17才、パンジ病院で治療を受けた5万人の性的暴力の被害者の一人です。ここへ来たのは、レイプされたから。

先日、ノーベル平和賞を受賞され、ムクウェゲ氏の功績とコンゴ民主共和国での紛争と性暴力の現実が世界に知られることとなりました。
1990年代に内戦が始まって以来、長きにわたり性暴力が紛争の武器になり、幼い子ども、赤ん坊さえもがその犠牲になっています。
世界中から忘れられ、見捨てられた女性たちが、ムクウェゲ医師とともに立ち上がり戦い続けています。



治療を受けるためここに来ました
なぜなら
レイプされたからです

コンゴ民主共和国
ここは
レイプが
紛争やテロの武器として
用いられることで知られています

彼女はROSINE
17才

そして
パンジ病院で治療を受けた
5万人の性的暴力の被害者の一人です

力が抜け
熱っぽく、震えてた

下腹部が痛くて痛くて
歩くのも一苦労だった

なぜなら
体中が痛みに支配されていたから
だからここへ来ました

今は
徐々に良くなっていくのを
実感してる
薬も効いている気がする

バランス感覚が戻って
立って歩けるようになりました
良くなったと思う

本当に感謝しています
どうか神のご加護を

私を診てくれた医師たちに
感謝しています

手厚くケアしてくれて
おかげで回復できました

もうすぐ家に帰ります

でもまだ怖い
またあれが起きてしまうのではないかと
怖くて外を歩けない

男性が怖い

またレイプされるのではないか、
その恐怖が繰り返し蘇ります

またこの病院に戻ることになるのではと思うと、
怖いのです

Rosine

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