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バングラデシュ洪水支援 巡回診療で地域の人々の医療ニーズに応えています

洪水被害が大きいコックスバザール県の4地域で7月21~29日に、117人の住民と4ヶ所の保健医療施設に対して聞き取り調査を行いました。聞き取り調査では、住民の多くは発熱、咳、皮膚疾患などの症状が出ているものの、洪水のために近くの診療所に行くことができないことが判明しました。その結果に基づき、コックスバザール市のショミティパラ地区で巡回診療を行いました。この地区は、日本NGO連携支援無償協力事業で非感染性疾患について健康教育や糖尿病病院の能力向上支援を行っているところです。もともとこの地区は海岸沿いで洪水リスクが大きく、最近の雨でも増水し、浸水被害を受けています。巡回診療の前日に、特に被害が大きい地区の被災住民に受診用の整理券を配ったのですが、ボランティアは水をかき分けて家々を回らなければなりませんでした。

整理券を配布
水がまだ引かない中、必要な世帯に受診用の整理券を配布

巡回診療は、2名の医師によって行いました。当日250人ほどの患者が来ました。期待の高さがうかがえます。患者の一人タスリマさんは「膝まで水に浸かりましたが、今は引いています。頭痛で来ました」と言います。

多くの患者が診察を受けに来た
多くの患者が診察を受けに来た

下痢に対する経口補水液溶剤、皮膚疾患用のクリームなどを無料で処方しましたが、これらは緊急時のほか日常的にも役立ち、患者の医療支出を下げることにもつながります。また、多くの人々が交通費を負担できないなどで医療施設に行けず、薬剤師がいない最寄りの薬局で処方箋なしで薬を購入しています。今回、医師の診察を受けたうえで適切な薬を処方できたことは、大きな意義がありました。

住民は医師が処方した薬を入手できた
住民は医師が処方した薬を入手できた




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