•世界の医療団は、被災者の医療ニーズを把握するため、ラ・グアイラに緊急支援チームを派遣しました。
•ベネズエラでは、プライマリヘルスケアが深刻な機能不全に直面しています。
2026年6月29日 ― ベネズエラ地震の緊急事態に対応するため現地で活動している世界の医療団は、被災地における初期ニーズ調査を完了しました。この調査により、プライマリヘルスケアの強化と、依然として避難生活を余儀なくされている数千人の人々に必要な医療サービスを継続することが不可欠であることが確認されました。
ここ数日、世界の医療団の緊急支援チームは、保健センターや一時避難所、さらには多くの家族が車内や急ごしらえの居住地で身を寄せ合っている地域を訪問し、最も緊急性の高いニーズの特定と、現地の状況に即した支援策の策定を行ってきました。
現在の人道的な医療支援の多くが病院に集中している一方で、プライマリヘルスケアや性と生殖に関する健康(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス)のサービスには大きな不足が生じていることがわかりました。これらは被災者の健康悪化を防ぐために不可欠なものであるにもかかわらず、十分な対応がなされていない状況にあります。
「このような緊急事態においては、病院での医療に加え、人々に最も身近な基礎的な保健サービスを維持することが不可欠です。プライマリヘルスケアや医薬品、妊産婦ケア、メンタルヘルス・サービス、そして慢性疾患患者へのケアへのアクセスを確保することは、今後数週間にわたり健康リスクが悪化することを防ぐことにつながります」と、ベネズエラにおける世界の医療団の緊急対応医療コーディネーター、アンドレイ・エスカロナは説明します。
特定された主なニーズには、現在も稼働している、あるいは迅速に機能を再開できるプライマリヘルスケア・センターの活動再開、必須医薬品への継続的なアクセスの確保、そして非公式な居住地に滞在する避難民へのケアの提供などが含まれます。
世界の医療団はまた、メンタルヘルスケアや心理社会的支援、さらには性と生殖に関する保健サービスの強化も必要であると指摘しています。これらは特に、妊婦や少女、その他極めて脆弱な立場にある人々にとって重要です。
当局との連携による対応
世界の医療団は、現地の保健省やその他の活動団体と継続的に連携を図っています。これは、既存の取り組みを補完しつつ、支援を最も必要としている地域に確実に支援を届けるためです。
世界の医療団は、プライマリヘルスケアサービスの継続支援に重点を置いて活動を行う計画です。具体的には、医師や看護師による診察・相談、軽傷の治療、処方薬の提供、メンタルヘルスおよび心理社会的支援、性と生殖に関する保健サービスの提供、そして必要に応じた患者の容体安定化や専門医療機関への紹介などを行います。
また、現地の状況調査により、複数の病院が甚大な被害を受けていることや、失われた医療提供能力の一部を回復させるために当局が野戦病院を設置していることも確認されています。
世界の医療団は、緊急事態の推移や被災した人々のニーズの変化に合わせて活動内容を適宜調整し、地域社会の実際のニーズに基づいた、尊厳ある質の高い医療へのアクセス確保を目指して活動を続けます。
|
< ご支援はこちらから > どうか甚大な地震の被害を受けた人々に医療を届けるため、あたたかいご支援をお願いします。 *世界の医療団へのご寄付では、所得控除または税額控除の寄付金控除が受けられます。 ![]() |
|---|
