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スマイル作戦で手術を受けたナムサイちゃんのその後

2026年8月18日、世界の医療団 現地職員のシポン医師とシェンクワン県病院外科医のマニワン医師とともに、サイソンブン県に住むナムサイちゃん(現在3歳 写真右端)の家を訪問し、手術後のフォローアップを行いました。
ナムサイちゃんは11ヶ月の時、かまどの上で煮えたぎる熱湯に右手を突っ込み、やけどをしてしまい、手がグーの形のまま指が癒着して固まってしまいました。2025年12月に2歳9ヶ月になったナムサイちゃんは、世界の医療団がシェンクワン県病院で実施した「スマイル作戦」により、日本から参加したボランティア医師とラオス現地医師による形成手術を受けて治療が行われました。
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8ヶ月後のナムサイちゃん


今回のフォローアップは、2025年12月に受けた手の手術後の状態とリハビリの進捗を確認するものです。ナムサイちゃんの家で行った診察の結果、手術部位の傷はすでに治癒しており、ナムサイちゃんは以前よりも手をよく使えるようになっていました。親指、人差し指、中指、薬指は動かすことができ、物をつかむこともできました。
一方、小指については、約半分程度の拘縮が残っている様子がみられました。シポン医師とマニワン医師は、今後の追加手術の可能性を検討するため、ナムサイちゃんを病院に連れて行き、より詳しい診察を受けるよう勧めました。小指の機能がさらに改善し、可能であれば通常に近い状態まで回復することができます。また、なるべく手術した手を使用するようにナムサイちゃんを訓練することを勧めました。お母さんも提案に従って、ナムサイちゃんを病院に連れて行きたいと話しました。


ナムサイちゃんのお母さん


ナムサイちゃんのお母さんは、手術後、ナムサイちゃんに文字を書かせたり、両手を一緒に使わせたり、さまざまな活動を行えるよう、日々練習をさせていました。お母さんは、娘の手が再び使えるようになったことがとてもうれしいと言います。
手術前、お母さんは将来ナムサイちゃんを学校に通わせることに不安を感じていました。学校で周囲から偏見を持たれることや、ほかの子どもたちと同じように行動できないことを心配していましたのです。でも、今年の秋からナムサイちゃんを幼稚園に通わせようと決心しました。幼稚園で学びながら、他の子どもたちと同じようにさまざまな技能を身につけ、成長してほしいと考えています。
お母さんは、「娘が自立して生活していくためには、手の機能が非常に重要です。将来的には、自分で身の回りのことができるようになり、バイクに乗ったり、自分で移動したりするなど、他の人に頼らず生活できるようになってほしい」と願っています。
お母さんはできる限りナムサイちゃんの手を動かす訓練をサポートし、医師の指示に従って病院での診療とリハビリも継続していく予定です。


シェンクワン県病院外科医のマニワン医師


マニワン医師は訪問の際、ナムサイちゃんがお母さんの携帯電話を手に取り、両手を使って操作したり、お菓子の袋を自分でつかんで開けたりしている姿を観察しました。活発的なナムサイちゃんを見たマニワン医師は、自分達の手でナムサイちゃんがこんなに元気になったこと、そして手の機能の回復に貢献できたことに感銘を受けていました。「日本人医療者から形成外科の技術を教わる次の機会が、とても待ち遠しい」と話しました。