©Olivier Papegnies

コンゴ民主共和国 路上で生きる子どもたち

キンシャサ。1,100万人以上が暮らす、過剰に人口が膨らんだコンゴ民主共和国の首都。
この巨大都市のなかで、およそ2万人の子どもたちが路上で生きのびています。ドロップアウト、育児放棄、そして、凄まじい暴力と組織による搾取によって、シェゲ(Shégués)と呼ばれるストリートチルドレンとなった子どもたち。世界の医療団を含む支援団体のサポートを得て、路上から抜け出そうとしています。

「邪悪な存在だと決めつけられた子どもは、親の愛情を失い、また、身体的暴力によって、不安定な家族という枠組みから逃げ出してしまうのです」

(世界の医療団メディカルコーディネーター Patrick Lunzayiladio Lusala)




*世界の医療団へのご寄付では、所得控除または税額控除の寄付金控除が受けられます。
*世界の医療団は、受け取った寄附金を特定の支援プロジェクトのみに充てることなく、
頂戴した寄附の総額を支援活動全体に分配することを原則としています。


世界の医療団は1999年から首都キンシャサのストリートチルドレン支援に取り組んでいます。目標は、キンシャサの6つの地区で路上生活する子どもたちが幸せな人生を取り戻すことです。
2018年4月から2019年3月までの間には、4,118人の子どもたちに食事、学業、職業訓練、家族のもとへ戻るための支援を行いました。




ジャン(12歳)の場合



ジャンはキンシャサの路上で生きる子どものひとりでした。幼いとき、紛争で荒れ果てていた場所で犯罪集団の誘拐に遭ったのです。彼にとって唯一の生きのびる方法は物乞いでした。
昨年、ジャンは、世界の医療団がサポートするコンゴの現地団体REEJERのモバイル支援チームと出会いました。彼は今、路上生活から抜け出す闘いに挑んでいます。支援を受けて学校にも通い始めました。


「最近は、寝ていると家族の夢をみるんだ。僕は家族と一緒に暮らしていて、将来はパティシエになる夢なんだ」



コンゴ


しかし、このような子どもたちが路上生活から脱し、家に戻るためには、やるべきことがまだ多く残されています。
さもなければ、多くの子どもたちが再び路上の地獄の罠に捕らえられることは明らかなのです。


「私たちの仕事は路上から始まります。”あなたたちの居場所は路上ではない”と伝えることがテーマかもしれません」

(O.S.E.P.E.R事務局長 Frère Léon)

< ご支援はこちらから >
キンシャサの路上で生きる子どもたちの命を守ること、そして幸せな人生を取り戻すこと。
私たちの活動には、皆様のご支援が必要です。
どうか、キンシャサの路上で生きる子どもたちに、あたたかいご支援をお願いします。


*世界の医療団へのご寄付では、所得控除または税額控除の寄付金控除が受けられます。
*世界の医療団は、受け取った寄附金を特定の支援プロジェクトのみに充てることなく、
頂戴した寄附の総額を支援活動全体に分配することを原則としています。


©Olivier Papegnies