ガザで活動する救急医ホサムより、メッセージが届きました。「救急に必要な基本的な薬品が不足しています」

「私は救急医のホサムです。危機的な戦争状態にある現在のガザで、世界の医療団の緊急医療支援に携わっています。私が働いているのはガザ南部にあるナッセル病院の救急部です。

2週間前から続く戦争状態によって、ガザがどんな悲惨な状況にあるかを、今こそ、皆様にお伝えしたいと思います。

ナッセル病院では救急部を中心に毎日75名もの緊急患者を受け入れています。その中には20から30人の既に命を落としている方々も含まれています。一家全員が死亡していたというケースさえあります。その大部分は、とても理不尽なことに、子どもたちでした。爆撃を受けています。命のある人々のうち、10人から20人は重傷、20人から40人は軽傷でした。

私たちが受け入れる患者の大半は、ロケット弾の破片を被弾しており、頭部、胸部、腹部などに外傷を負っています。次いで多いのが四肢や血管への損傷で、これらは形成外科や血管外科を必要とします。しかし、現在、私たちは提供することができないし、そもそもガザ一帯にもほとんどこれらの専門医はいません。

負傷者の半数ほどは手術室などの専門的な部署での処置を必要としていますが、それら施設は既に患者や犠牲者で一杯です。

ご存じの通り、ガザは外部との行き来が長い期間に亘って制限されていますが、これはガザ地区での医療へのアクセスに多大なる影響を与えています。救急に必要な基本的な医薬品が圧倒的に不足しているのです。

ガザに生きる人々を救うためには今こそ、国際社会からの支援や介入が、本当に、本当に必要なのです。 読んで頂いてありがとうございます。ガザのナッセル病院で活動するホサム医師でした。」

今、ガザでは、医療施設や救急車が空爆の対象となっています。そんな中、医療従事者たちは、自らの命をかけ、医療を継続しているのです。

ガザ地区でのイスラエルの軍事活動は激化するばかりで、人道緊急支援の提供がますます困難になっています。物品が枯渇しているいくつもの医療施設にむけ世界の医療団が輸送している医療物品さえ、途中で足止めを余儀なくされています。

世界の医療団は即時の停戦を要求します。戦闘とは無関係の一般市民は保護されるべきであり、国際人道法を双方が順守することを求めます。そして、医療施設を攻撃対象とすることは、負傷者の医療へのアクセスを妨害する行為であり、別の犯罪行為であるということを、私たちは告発します。

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