©MdM Greece

ギリシャ レスボス島難民キャンプ

難民キャンプ内の医療を途絶えさせない

欧州を目指す難民が集まる島


地図 欧州への入り口として、アフガニスタンをはじめ70ヶ国以上の国々から多くの難民が集まってくるギリシャ レスボス島。故国の政情不安や紛争などを逃れてきた2300人*を超える難民が、島の難民キャンプに身を寄せています。
難民キャンプ内の住居には水道設備が整っておらず、シャワーやトイレが不足しています。
そのため、衛生状態が悪く、皮膚病も蔓延しています。電気の供給も安定していないので停電が頻発し、テントは島の強風に常にあおられています。彼らは人としての尊厳が保てるとは言い難い生活環境で暮らすことを余儀なくされています。

*2022年1月現在
このプロジェクトを支援する

*世界の医療団へのご寄付では、所得控除または税額控除の寄付金控除が受けられます。
*世界の医療団は、受け取った寄附金を特定の支援プロジェクトのみに充てることなく、
頂戴した寄附の総額を支援活動全体に分配することを原則としています。


医療サービスを途絶えさせないために


Greece
©MdM Greece
難民がキャンプを出るためには公的書類が必要で、それを得るためには公的機関や弁護士との面会、メディカルチェック、それ以外にも様々な条件をクリアする必要があります。
時間がかかるために、難民キャンプにある程度の期間滞在する必要がありますが、WHOの緊急医療チームは2021年1月に撤退しており、現在開設されているWHOのラボでは数が限られた血液検査とPCR検査しか行われておらず、医療は手薄になっています。
それに加えて、ギリシャ保健省による医療サービスは2022年2月で終了しており、次の事業が始まるまで島の医療サービスは、世界の医療団をはじめNGOが全面的に担う必要に迫られています。



難民受付センターで新しい命が誕生


Greece

©MdM Greece

「難民受付センターにいる時に産気づき、救急車を呼んだのですが、その頃レスボス島には救急車が1台しかなく、到着したのは3時間後でした。その間に、世界の医療団の産科医と助産師のおかげで無事に出産できました。世界の医療団の産科チームのサポートを受けることができ、私はとても幸運でした」

アフガニスタン難民のザーラさん



新型コロナウイルスのワクチン接種キャンペーンを実施


世界の医療団の医療支援チームは、2012年から医療体制が脆弱なレスボス島の難民キャンプで医療を支えています。新型コロナウイルスと無縁な人はいない今、難民となった人々にも、ワクチンに関する情報を伝え、啓発を行いました。チラシは、アフガニスタンで使われているダリ―語でも作成。ワクチンに関する不安を取り除き、希望する人へのワクチン接種を促進するキャンペーンを実施しました。2021年6月のキャンペーン時には、5日間で372人が接種を受けました。その後も引き続きワクチン啓発を行っています。

Greece


< ご支援はこちらから >

過酷な道のりを経て、レスボス島難民キャンプにたどり着いた難民に医療支援を続けるために、世界の医療団にぜひ力をお貸しください。


*世界の医療団へのご寄付では、所得控除または税額控除の寄付金控除が受けられます。
*世界の医療団は、受け取った寄附金を特定の支援プロジェクトのみに充てることなく、
頂戴した寄附の総額を支援活動全体に分配することを原則としています。


Greece
©MdM Greece

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

最新記事

参加する

世界の医療団は皆様からの寄付・
ボランティアに支えられています。