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ナイジェリア:紛争影響下における人道的医療支援

ナイジェリア北東部における武力紛争の影響によって、およそ430万人が人道的支援を必要としています。世界の医療団は2016年よりボルノ州で支援を開始。プライマリーヘルスケア、栄養、メンタルヘルス、ジェンダーに基づく暴力を中心としたプログラムに取り組んでいます。

医療施設の66パーセントが破壊されるか、もしくは大きなダメージを受けている

2009年7月、ナイジェリア北東部において、ムハンマド・ユスフによって創設されたジハード組織、ボコ・ハラムと警察との間で発生した衝突が武力紛争に発展、2万人以上の命が犠牲になりました。さらに、何千人もの女性、少女が誘拐され、子どもたちはいわゆる自爆テロ兵として集められました。

ナイジェリア北東部のボルノ州は、もっとも紛争の影響を受けた3州のひとつです。ここでは130万人の住民が土地を離れ、州内の80パーセントの地域は依然として人道的アクセス上、非常に危険が高いとされています。この紛争により、430万人が人道的支援を必要としており、医療施設の66パーセントが破壊されるか、もしくは大きなダメージを受けています。また、訓練された医療者、医薬品や医療機器が圧倒的に不足しているため、プライマリーヘルスケアへのアクセスは非常に限られています。
避難民が集まるキャンプは過密状態にあり、水は十分になく、衛生状態は劣悪です。そのため、コレラやはしか、髄膜炎などの感染症の流行が懸念されています。

世界の医療団は、2016年よりボルノ州で支援を開始しました。介入の目的は、病気の状態にある人を減らすこと、そして、以下を含むヘルスプログラムを通して危機の影響下にある人々の死亡率を下げることです。

プライマリーヘルスケアサービス
最も必要な医薬品類の供給、予防接種のルーティン化、医療施設の再建により、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルスサービスへのアクセスの提供

栄養
保健省の勧告に基づいたコミュニティごとの急性栄養不良患者の管理

メンタルヘルス・心理社会的支援
介入地域の地元住民及び避難民へのこころのケア

ジェンダーに基づく暴力被害者へのケア
介入地域の地元住民及び避難民のうち、ジェンダーに基づく暴力を受けた人々へのケア

これらの活動は、ボルノ州の州都マイドゥグリとダンボアにある4つのクリニックと、マイノクにある1つの医療施設で行っています。


数字でみる過去3か月の世界の医療団の活動

・20,632件の診療
・9,981件の栄養スクリーニング
・6,544件のメンタルヘルス・心理社会的支援
・23人のスタッフに対するジェンダーに基づく暴力の予防と対応に関するトレーニング

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