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ラオス小児医療強化プロジェクト -現地インタビュー

ソン郡世界の医療団コーディネーターのソムサックさんに、今回お話を伺いました。
ソムサックさんは、世界の医療団(Medecins Du Monde:MdM)が2016年4月に初めてソン郡を訪ねた際、リサーチのアレンジメントや情報交換ディスカッションに参加していただいたソン郡保健局職員です。
現在も現地コーディネーターとして活躍、先日は小児疾病に関する診断法を学ぶIMCI研修にも参加しました。

ラオス小児医療強化プロジェクト -現地インタビュー


MdM: 初期リサーチから1年、活動も本格化しようとしています。コーディネーターに着任された今のお気持ちを聞かせてください。

ソムサックさん(以下S):活動に参加でき、大変光栄に思っています。これまでも少しは役に立てたかとも思っていますが、経験が浅いため、コーディネートをする中で困難を感じることもあります。例えば、予算作成などは初めてなので、指導を受けながら進めていきたいと思います*。

*MdMの事業終了後、郡保健局レベルで活動を継続していくためには計画や予算策定のノウハウ、イニシアティブが職員に定着している必要があります。本プロジェクトでは、2016年のリサーチ段階から、これら強化に役立つような現地保健局とのパートナーシップを模索しています。

MdM: 以前はヘルスセンターに勤務、郡内の医療保健や村落の現状に精通し、また自らのリサーチを通して郡の健康向上に大変な貢献をされたと聞きました。これらの経験はMdMの活動にも大変役立つものと思います。MdMとの活動はこれからです。新しい経験をしながら、私たちも一緒に学んでいけたらと思います。

S:(笑顔で)はい。ありがとうございます。
プロジェクトコーディネートに関しては、経験もありますし、問題なくお手伝いできると思います。また、ソン郡は(隣の郡から独立した)新しい行政区であり、人材もチームも新しく不慣れな部分が多い中で、(以前から継続して勤務しているソムサックさんは)時に上司から大きな判断を任されることもあります。そういう意味では、大きな責任を担っていると感じています。私の夢は、スーパーバイザーとして将来的に郡保健局を引っ張っていけるような人材になることです。トレーナーとしての腕を磨くためにも、勉強を続けていきたいと思っています。

MdM: 今、ソン郡からソムサックさんが勉強で数年間いなくなったら、職場のみなさんもMdMも困ってしまいますね(皆で笑)。まずは人材育成頑張りましょう。

S:そうですね。

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