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アフリカ・中東:深刻な栄養危機に対する世界の医療団ネットワークの活動

アフリカや中東の数カ国(ナイジェリア、南スーダン、ソマリア、イエメン)は現在、深刻な栄養危機に直面しています。
世界の医療団は人道的な介入を促進させるため、活動の強化と国際社会への呼びかけを行っています。

アフリカ・中東:気候変動、紛争が引き起こす栄養危機
繰り返される干ばつ、紛争に起因する政情不安、それにより避難を強いられる人々など、複数の要因が重なり、この危機は起きています。「危機の規模からして、これは緊急事態です。4カ国で少なくとも2,000万人以上の人々が支援を受けることも困難な状況におかれています」世界の医療団フランスの理事長・フランソワーズ・シヴィニョンは説明します。

アフリカ・中東:深刻な栄養危機に対する世界の医療団ネットワークの活動
支援現場のチームによれば、世界の医療団の施設を訪れる栄養失調の子どもたちの数は、昨年以来増え続けています。ソマリアでは、約94万人の5歳未満の子どもたちと、人口の半数以上にあたる620万人の人々が食糧不足に陥っており、栄養状態は危機的です。イエメンでは、人口の約60%以上の人々が危機に瀕しています。

アフリカ・中東:深刻な栄養危機に対する世界の医療団ネットワークの活動
ソマリアでは13,000以上の急性下痢のケースがあり、イエメンでは2万人がコレラの疑いがあるなど、健康状態についても懸念されています。
国際事業部のジャン・フランソワ・コルティは言います。「この危機に対する警告は数か月前に出されましたが、紛争の政治的解決策が見つからない限り、飢饉のリスクは増すでしょう。 我々は、国際社会の外交的かつ資金的な動員を要請します」


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皆様のご支援でできること


5,000円=栄養失調の子どもたち10人分の治療費
7,000円=下痢に苦しむ子どもたち10人分の治療費


世界の医療団 活動状況


世界の医療団はネットワークをあげて、特に危機的状況にあるソマリア、ナイジェリア、イエメンの3カ国で活動しています。また、エチオピア、ケニア、南スーダンでもこの問題に関する活動を展開する可能性を検討しています
<ナイジェリア>
・プライマリヘルスケアへのアクセスの改善
・栄養失調の子どもたちへの優先的な治療とケア
<ソマリア>
・ボサソ地区においてプライマリヘルスケア、リプロダクティブヘルスのプログラムを実施
<イエメン>
・サヌアのイェハナ地区とハイマ地区において5つの保健施設をサポート
・プライマリヘルスケア、栄養改善、メンタルヘルスケアプログラムを実施
・紛争で被害を受けた医療施設の修復と医薬品の提供

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