©Olivier Papegnies

メキシコ ー故国を離れることを 余儀なくされた中米移民ー

メキシコメキシコ南部チアパス州の都市タパチュラ。グアテマラとの国境近くに位置するこの街には、年間50万人もの移民が、ホンジュラス、エルサルバドル、グアテマラなどから、アメリカ合衆国を目指して流入してきます。中米には経済的に困窮している国が多く、例えばラテンアメリカ最貧国といわれるホンジュラスは、人口およそ1000万人のうち6割が貧困層です。耕作レベルの低さや干ばつなどの影響で十分な食料がなく、ギャングなどの暴力組織が勢力を伸ばして盗難や誘拐、殺人などを繰り返しており、政情不安も続いているため、故国を離れアメリカ合衆国を目指す人々が後を絶ちません。

このプロジェクトを支援する

*世界の医療団へのご寄付では、所得控除または税額控除の寄付金控除が受けられます。
*世界の医療団は、受け取った寄附金を特定の支援プロジェクトのみに充てることなく、
頂戴した寄附の総額を支援活動全体に分配することを原則としています。

メキシコ


極度の疲労、栄養不足、厳しさを増す移民政策


しかし、徒歩で数千kmを移動することもあるその道中は過酷で、極度の疲労や脱水症状、栄養不足に加えて、不安症状など心の不調を訴える人が続出。移民の25%は女性や子どもたちで、道中で親とはぐれたり、親を亡くしてしまった子どもたちも含まれています。移民の中には、健康を害している人々が多いにもかかわらず、現地医療体制の対応能力を超える人数が流入しているため十分なケアを受けられていません。さらに追いうちをかけるようにアメリカ側の移民政策が厳しさを増したため、先に進めずに行き場を失ってしまった移民が街にあふれています。タパチュラには難民キャンプも設営されておらず、数多くの移民がやむを得ず路上にテントを張って劣悪な環境で生活しています。

メキシコ


世界の医療団の活動


logo ◆一次診療

◆医療基盤強化

◆移民保護の研修

◆新型コロナウイルス感染予防啓発

◆移民の医療アクセスに関する提言


世界の医療団では、2016年から現地で移民対象の医療支援を行っています。タパチュラに拠点を構え、現地の6つの公的医療機関と協働して一次診療を行っています。医療機器や医薬品も提供し、医療基盤を強化しています。移民保護の研修会も実施し、7つの地元市民団体と連携してチームを育成しています。また新型コロナウイルス感染予防のためのマスクなど衛生用品も配布し、移民に感染予防啓発を行っています。移民が医療にアクセスできる仕組みを作るために、提言活動も行っています。
現在、この活動を支える資金が十分ではありません。皆様からのご寄付が、行き場を失ってしまった移民に医療を届けることにつながります。ぜひ、世界の医療団とともに彼らに医療を届けませんか?



やむを得ず故国を離れ、過酷な旅路を経て行き場を失い、
心とからだのケアを必要としている多くの移民がいます。
あなたのご寄付が彼らに医療を届けることにつながります。


*世界の医療団へのご寄付では、所得控除または税額控除の寄付金控除が受けられます。
*世界の医療団は、受け取った寄附金を特定の支援プロジェクトのみに充てることなく、
頂戴した寄附の総額を支援活動全体に分配することを原則としています。


支援例


3,000円
のご寄付で出来ること


救急セット 3セット

救急セット


5,000円
のご寄付で出来ること


3人の移民の診察

診察

メキシコ
©Olivier Papegnies

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