形成外科 寺島左和子医師インタビュー

・・・やはり、信頼されているという実感が嬉しいですね。

形成外科 寺島左和子医師インタビュー 形成外科 寺島左和子医師がインタビューに応えてくださいました。寺島医師には2004年以来、継続的にスマイル作戦にご協力いただいており、6月1日に出発したミャンマーでの第1回スマイル作戦の派遣メンバーでもあり、ミャンマーでの活動の調査ミッションの段階からご協力いただいています。

形成外科 寺島左和子医師インタビュー
世界の医療団のスマイル作戦にご協力いただけることになった最初の契機は何だったのでしょうか。  

2004年だったと思いますが、韓国での医療援助を13回で終了し、どこか海外へまた援助に行けたらいいなと考えていた私に、新生病院の前院長からFaxが届きました。それは新聞の切り抜きで、「与座先生が世界の医療団に所属して、アフリカなどで活躍している」という記事でした。記事の中に、日本の形成外科医の技術は高く評価されているので他の形成外科医も参加してほしいとの呼びかけがありました。
そのFaxには「貴女は以前から海外医療援助をしているから、参加してはいかがですか?」と添え書きがありました。
当時世界の医療団については全く知らなかったのですが、前院長の推薦だからと全然疑問も抱かず、ホームページなどの検索もせず、すぐメールで参加申し込みをしました。経歴を送り、形成外科学会で与座先生に会って症例写真をお見せしてOKとなりました。

形成外科 寺島左和子医師インタビュー
その際、一番印象に残っていることは何でしょうか。
フランスに本部があるということでした。
国際的な団体なので、嬉しく晴れがましかったのですが、フランス語の出来ない私に勤まるかしらとちょっと不安もありました。

これまでスマイル作戦にご参加いただいている長年のご経験の中で、一番嬉しかったことについて教えていただけませんか。

一番嬉しかったことって、何でしょうね~

嬉しいことはたくさんあって、困ります。
ボランティアをすること自体が喜びにあふれています。
患者さん達が集まってくれること、日本のようにちゃんと説明する時間もないけれど信頼して手術を受けてくれること、不十分な設備のなかで無事手術を終えることが出来た時、患者が子供の場合は両親の喜んでいる様子を見る時。
たまにですが、術後の結果を見せに来てくれた時、そして「ここをもっと手術してほしい」などと意欲をみせてくれた時

・・・やはり、信頼されているという実感が嬉しいですね。
それから現地の医師や手術スタッフと一丸となって手術を終え、国を超えて心が通じ合っていると感じる時、もちろんスマイル作戦に参加する日本人やフランス人の仲間が、仲良く目的に向かって進んでいると実感する時・・・最後に、帰る時は重大な事故もなく無事にミッションが終わったと、大きな安堵と喜びに包まれます。日本に帰ると、「日本ってやっぱりいい国だな」とまた嬉しくなります。

形成外科 寺島左和子医師インタビュー
スマイル作戦の実施現場で不足していると感じられているもの、十分な資金があれば改善されると思われることが、もしございましたら教えていただけませんか。
術前検査(血液検査、心電図、レントゲンなど)が出来ると嬉しいです。現地では検査は高価ですが患者さんが安全に手術を受けるためには必要なことだと思います。また、感染症の血液検査をすることは術者や手術室スタッフを守るためにも大切です。
色々な物が不足していますが、特に麻酔関係が不足しています。麻酔器やモニターがもっと充実すれば、麻酔医の苦労も減るし、安全度も上がるので、寄付で設置出来るといいです。
その際、日本並みの最新機器は現地ではメンテナンスや修理が出来ないのでシンプルかつ丈夫な物がいいですね。
・・・現地の人はとてもいいものを欲しがりますが使いこなせないかもしれません。また中古品は耐久性に問題があるので、できれば新品がいいと思います。

形成外科 寺島左和子医師インタビュー
寺島先生からご支援者の皆さまへ、お言葉を頂戴できないでしょうか。
皆様、寄付をありがとうございます。
御蔭さまで大勢の人たちが笑顔を取り戻し、人生を前向きに生きていけるようになりました。皆様の暖かい御支援を受けた事を、彼らは一生忘れずにいることでしょう。大勢の患者さんに代わりまして、心より感謝申し上げます。そして、これからもご支援を賜りますようにお願いいたします。


スマイル作戦とは?

先天的、あるいは戦争、事故、病気など後天的に顔面や身体に奇形や損傷を追いながらも手術を受けることができない患者たちに手術を施す形成外科のプロジェクトです。患者の多くは、奇形や損傷による機能的な不具合だけでなく、古い信仰や通説、偏見によって社会から疎外された孤独な生活を余儀なくされています。世界の医療団は、患者に手術を実施することにより、奇形や損傷を修復するだけでなく、彼らの顔に笑顔が戻り、更には人間としての尊厳と誇りを回復し、社会へ溶け込み新たに生きていくことを願い「スマイル作戦」と命名しました。また、手術を直接行うだけではなく、現地の医療スタッフへの技術の移転、育成も目的の一つに掲げています。
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