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阪神淡路大震災から26年、被災地への思い

ちょうど26年前のこの日、1995年1月17日5時46分、のちに阪神淡路大震災と呼ばれる大震災が発生しました。1923年の関東大震災以来の大都市を襲ったかつてない規模の地震は、被災地に甚大な被害をもたらしました。

阪神淡路大震災
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当時、既に日本に在住していたガエル・オスタン(現世界の医療団日本理事長)は、フランスから医療チームを派遣したいとの打診を受けました。その電話から、日本でどのような緊急支援ができるか奔走することになったのが、世界の医療団日本の始まりです。フランスからの医療チームと医療機材や救援物資が関西空港に到着したのが、震災発生から5日後のことでした。

大都市で発生した大規模災害は、インフラや建物の破壊だけでなく、社会の混乱をも引き起こし、その後長きにわたって被災地に影響を及ぼすことになりました。その後、国内で起こった多くの自然災害の場で阪神淡路大震災での教訓が活かされてきたのも象徴的でした。建物や道路が修復しても、避難所での生活や移動のストレス、喪失感、トラウマ、目に見えない被災体験が消えることは容易ではありません。

世界の医療団日本の原点でもあるこの時の活動の理念は、今も受け継がれ、現在の4つの世界の医療団日本の活動に根付いています。 

26年経っても、被災者があの被災体験を完全に過去のものとして捉えることはいまだできないし、これからもないのかもしれません。
私たちもその時の体験や被災地での学びを今もこれからも活かすことを忘れずに、そして今日この日に阪神淡路大震災の犠牲者の方々に追悼の意を表します。


世界の医療団日本

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