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ロヒンギャ緊急医療支援:地滑り、洪水、感染症、、、迫りくる災害に備える

熱帯気候のバングラデシュ、時にサイクロンは洪水などの大きな災害をもたらしてきました。 
4月よりサイクロンの時期に突入したキャンプでは、バングラデシュ当局、支援団体、避難民が一丸となって、これからやってくる長い雨季に向けた対策や準備を進めています。

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「サイクロンとは?」
「雨季とは?」
「どんな準備や対策が必要?」
「オレンジのベストを着た人はこんなことをしています」

世界の医療団が開催するワークショップでは、健康に関する啓発活動のほかにも、防災に関する情報なども提供しています。

プロジェクト・コーディネーター 世界の医療団日本プロジェクト・コーディネーターの具 貴香より報告です。
「先日、キャンプをストームが直撃、36のシェルターが崩壊したと報告がありました。各シェルターに砂袋や補強のための木材などが配給されるほか、急ピッチで地盤の補強や水路を作るなどの作業が行われています。
もともと丘陵地帯であった土地ですから、まず心配なのが土砂災害、バングラデシュの気候による水害被害など、大型のサイクロンによる被害です。
バングラデシュ政府と支援団体が一緒にハザードマップを作成し、様々な対策が講じられていますが、やはり居住するロヒンギャのみなさんひとりひとりが身を守るための知識を身につけることが重要になってくると思います。文字がないロヒンギャ語でそれらを伝える際に役立つのは、視覚的に見せること、そこから実践を兼ねて寸劇などで実演してもらうことで、より理解が深まります。
雨季やサイクロンがもたらす水害によって、懸念されるのはやはり感染症の流行です。昨年8月の大量流入から初めてのサイクロン期を迎えるキャンプでは、緊張のなか、人々が暮らし、支援活動が続けられています。」

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