©Sebastien Duijndam

ウガンダ -難民居住地区の病院に課せられた使命 いのちを救え!

アフリカ最大規模の難民居住地区


ウガンダ アフリカ大陸東部の内陸国、ウガンダ北東部のユンベ県。ここに23万人が暮らすビディビディ難民居住地区があります。2016年7月、国境を接する南スーダンでの戦闘が一層の激しさを増し、大量の人々が難民となってウガンダに押し寄せました。

世界の医療団は約1年前、このビディビディ難民居住地区で病院の運営を開始しました。医師、看護師などからなる医療チームと非医療部門のスタッフ、合わせて120名以上が日々患者の治療に奔走しています。ひっきりなしにやってくる患者でベッドは常に満床、病院内は人で溢れています。

「南スーダンから流入してくる人々の数は、当地での暴力の発生の有無や規模に左右される」と国連の担当官は話します。「時に1日500人、時にはもっと多く、時に落ち着きます」世界の医療団は、夜間、主要なレセプションセンターに救急車を配置して緊急事態に備えています。



私たちの医療ができること


助産師モシュ・スワミヤは、月に約60人の性暴力被害者の対応にあたっています。モシュは、家族に伴われて病院を訪れた、アザの目立つ、ある女性のことを今もよく覚えています。「彼女を診察した医師から連絡を受けました。彼女は5人の男から強姦を受けたのだ、と。しかし彼女は夫に一切、なにが起こったのかを話さなかった。夫に拒否されることを恐れたのです」キャンプ内は屋外灯がないため、夜間の強姦が横行しています。強姦被害にあった女性は72時間以内に緊急避妊とHIVの治療が必要な場合があります。「このような女性たちの声に耳を傾け、彼女たちの安心を取り戻す方法を心得ていなければなりません」モシュは話します。

ウガンダ 6月、病院では新しい脅威に対応する必要に迫られました。雨によって蚊が大量に発生し、マラリアが猛威をふるい出したのです。流行のピーク時には、1日あたり約200人の患者に対応するため2棟の建物を新しく建設。1棟は外来診療のため、もう1棟は重症患者の入院のためです。

このように、世界の医療団は昼夜を問わず医療を提供しています。私たちが任務とするのは、この混迷を極める難民居住地区でニーズが非常に高い医療へのアクセスを維持し続けることです。

皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。



当プロジェクトへのご寄付では、所得控除または税額控除の寄付金控除が受けられます。




3歳の孫イサクを連れて病院にやってきたベティの場合


南スーダンの首都ジュバ近郊で暮らしていたベティは、武装グループが突然村を襲い、略奪、殺戮を始めるとすぐに、子どもたち11人(親が不在中だった近所の子どもたちを含む)を連れて必死に逃げ、ウガンダにたどり着きました。その後、孫イサクの健康状態が徐々に悪化、検査の結果、HIVと結核に罹っていることが判明しました。世界の医療団の病院で治療を続け、まだ完全ではないものの確実に快方に向かっています。しかしながら、弱っているイサクに与える十分な食べ物が手に入らないことが今のベティに重くのしかかります。


©Sebastien Duijndam


病院の概要


ウガンダ 医療、非医療スタッフ合わせて120名体制
救急車を2台配置。夜間は1台をレセプションセンターに配置、緊急事態に対応


このほか、2019年1月からは別の保健センター(小児、産科、一般病棟、合わせて50床)の運営も担っている。いずれはユンベ県保健当局に移管することを目指している。



世界の医療団のアクション 4つの柱


医療の提供、感染症の管理、緊急事態への対応、メンタルケア
妊産婦の経過観察、お産、出産後のケア、予防接種
性暴力被害者のケア、妊娠中絶
コミュニティの仲介と働きかけ



オマル・ビン・アリ

迫り来るエボラの脅威



「ユンベ県はエボラが蔓延しているコンゴ民主共和国との国境近くに位置します。ウガンダでも症例が報告されているため、病院の出入口での塩素消毒は必須です。また保健省とともに、すべての病院スタッフに対するウイルスの伝染、保護具の使用方法、身体の取扱いに関するトレーニングが行われました。患者をエボラ治療センターに移送する前の隔離室の準備もできています」

オマル・ビン・アリ
感染症予防と管理のスーパーバイザー


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激しい戦闘から逃れてきた南スーダンの人々の多くが医療を必要としています。
彼ら、彼女らを前にして、私たちは病院の運営を止めるわけにはいきません。
どうかクリスマスに寄せて、皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。

どうか皆様のあたたかいご支援をお願いいたします。


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©Sebastien Duijndam