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【緊急】イエメン -紛争の重い代価を払うのは、武器を持たない民間人

中東イエメンでは、2011年の「アラブの春」を発端に、反政府武装組織フーシ派が首都サヌアを含む広範囲の領土を占拠、この一連の動きを警戒した隣国サウジアラビア主導の連合軍は、2015年3月に大規模な空爆を開始しました。これまでに犠牲となったのは、民間人1万人以上。実際にはさらに多いとする見方もあります。人口の8割にあたる2,400万人は、命を繋ぐための食糧、医薬品などの物資や支援を必要としていると言われ、さらに、人口の半数にあたる1,500万人は命を落としかねない状態にまで追い込まれています。

危機的なレベルの食糧不足と栄養失調
5歳未満の子ども200万人、妊娠・授乳中の女性114万人が深刻な栄養失調状態に


イエメン
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危機的な事態ともいえる食糧不足、そしてそれによって引き起こされる重度の栄養失調が、幼い子どもや妊産婦など、特に弱い立場にある人たちに襲いかかっています。空爆によって主要な道路、空港などのインフラが破壊され、物資の流通が滞っているため、国内に必要な食糧が行き渡っていません。
また昨年、洪水の発生や、汚水処理システムが機能せずに衛生状態が悪化したことにより、コレラの感染者数が急増しました。
コレラとは、コレラ菌を原因とする感染症の一つで、汚染された水や食物を介して感染し、下痢や嘔吐などの症状を引き起こします。すでに栄養失調状態にある人たちがコレラに感染すると、さらに悪化して命を落とす危険性が高まります。
この紛争の第一の犠牲者、それは、武器を持たない民間人にほかなりません。


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世界の医療団のチームは休むことなく活動を続けていますが、これほど困難な状況に置かれているイエメンの人々のニーズに応えるには、活動の強化と、そのための緊急のご支援が必要です。
例えば、1万円のご寄付で栄養失調に苦しむ子ども20人のケアが可能になります。

どうか、皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。


※当プロジェクトへのご寄付では、所得控除または税額控除の寄付金控除が受けられます。


2019年の世界の医療団の主な活動実績

イエメン

機能を失ったイエメンの医療体制


イエメンの医療体制は崩壊状態にあります。およそ半数の医療施設が機能していない、または一部のみ機能を保っている状態です。医療施設への攻撃、医療従事者の不足、給与の不払い、また、医薬品や治療に必要な物資が手に入らないことなどがその主な原因です。医療施設への無差別な攻撃は、これらを必要とする何千人、何万人もの民間人の医療アクセスを奪うことです。
私たちはこのような行為を断じて許すことはできません。


イエメン 世界の医療団は2007年からイエメンで活動しています。
現在、16か所の医療施設の支援を行っています。そのうち15か所はイエメン保健省の管轄にあり、1か所は世界の医療団との連携のもと管理しています。

2020年には、移動手段や安全面を考慮しながら、南部において支援する医療施設をさらに増やし、新しい活動を展開していく計画を立てています。




イエメン
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世界の医療団が支援する医療施設での活動内容

◆ 基本的な診療、慢性疾患の管理
◆ 女性と子どもの栄養失調のケア
◆ 女性のケア:家族計画、出産、産前産後の診察
◆ 心理ケア
◆ コレラ患者の診療






世界の医療団の施設を訪れたHazimの父親の話



私の幼い息子Hazimが3 か月前に叔父を亡くしたとき、非常に強いショックを受け、こころを失ってしまったように思いました。暴力的になり、夜の恐怖に怯え、食欲がなくなりました。

世界の医療団で診てもらうと、強いストレスや不安による精神疾患を指摘されました。心理的ストレスに対する防御反応だそうです。

6回の診療で症状は落ち着きました。本当によかったです。



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この紛争で最も犠牲になっているのは、幼い子どもたちを含む民間人です
今この瞬間も、栄養失調で苦しむ人たち、またその家族が私たちの医療を待っています
命を絶やさぬためには一刻の猶予もありません

どうか皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします


※当プロジェクトへのご寄付では、所得控除または税額控除の寄付金控除が受けられます。