©Czuko Williams

いのち以外の全てを失った被災者たちを襲う感染症

アフリカ南部モザンビーク サイクロン・イダイ被災地でのコレラ、マラリアとの戦い

パオト・カルリト(10歳、男)の証言



モザンビークは、3月に南アフリカ史上最悪のサイクロン・イダイに襲われ甚大な被害をだしたのもつかのま、翌月には別のサイクロンの直撃を受け、壊滅的な被害をこうむりました。

ソファラ県ベイラ市 死者603人、被災者60万人を出したサイクロンによる荒廃から回復しつつあるモザンビーク。しかし土地、家、農作物、家畜など、自分のいのち以外の全てを失い、避難所のテントで暮らす人々に、マラリア、コレラ、飢餓という困難が。

私たち世界の医療団は、災害時の緊急支援だけでなく、中長期に渡る支援を行う団体として、サイクロンの影響を最も受けた地域の1つ、ソファラ県ベイラ市で1万人の人々に医療を提供しています。

当プロジェクトへのご寄付では、所得控除または税額控除の寄付金控除が受けられます。


証言


コレラ、マラリアなど感染症パンデミックを防ぐ最前線


私たちは今、John Segredo, Otcha Otcha, Muda Mufoの3つの避難キャンプに逃れてきた人々への医療支援を行っています。
この3つの避難キャンプで世界の医療団はこれまでに5,000件以上の医療相談を行いましたが、診断した人々の19%、およそ1,000人がマラリアに罹患しているという最悪の状況になっています。


この緊急事態に対し、
私たちは現地にて4つの活動を行っています


被害の実態調査


私たちは災害の初期段階で調査を行いましたが、医療関連施設の継続的な状況把握が必要となっています。サイクロンの被害に遭った各保健センターと、上記3つの避難キャンプ以外の状況も調査しています。




医療・保健サービスの復旧と継続

医療・保健サービスの復旧と継続


災害の初期段階では、医療支援を行う拠点の確保と医薬品の供給に集中しました。第2段階の今では、さまざまに異なる医療ニーズへの対応を行っています。例えば、マラリア、HIV、結核などの予防接種、性・出産に伴う健康、そして特に小児医療です。また、感染症の発生を感知し、患者の早期治療と感染拡大防止を行えるシステム作りに取り組んでいます。 


避難キャンプにおける一次医療の復活

避難キャンプにおける一次医療の復活


現状では、災害発生後3ヶ月間を目途に、一次医療(通常の外来診療)の復興を目指しています。






感染症(コレラ、マラリア、下痢)の流行予防

感染症(コレラ、マラリア、下痢)の流行予防


現在までに、1,588件の医療診断、妊娠の追跡調査を41名に対し実施、1,805名にコレラの予防接種、コミュニティ保健教育ワークショップを7回開催しています。






コレラ予防接種キャンペーンの実施


サイクロン・イダイの暴風が直撃したベイラ。約50万人の人口を持つモザンビーク第二の都市は、その市街のほぼ90%が破壊され、学校や医療施設などインフラは大きなダメージを受けました。50以上の保健センターと病院が破壊、機能停止していると報告されています。
その結果、重度の下痢、コレラ、マラリアなどの感染者を含む被災者たちが122の緊急避難所に散らばっている状態となっていました。

このため、私たちは避難民1,200人が暮らすJohn Segredo避難キャンプ内の医療センターを拠点として医療対応を始めました。現在、ベイラとナムタンダで1,741件のコレラ患者がおり、内2名は既に死亡しています。
保健省とWHOが開始したコレラ予防接種キャンペーンを受けて、世界の医療団もJohn Segredo避難キャンプで予防接種の緊急実施を開始しました。
初日ですでに3万人が予防接種を受けていますが、最終的にはモザンビーク全体で80万人への接種を目指しています。

コレラ予防接種キャンペーンの実施

*John Segredo避難キャンプでのコレラ予防接種キャンペーン



これからの取り組み


これからの取り組み 今後3ヶ月間で、ベイラ地域の1万人に医療・ヘルスケアを提供します。
世界の医療団は、これまでに医薬品をはじめ、コレラの予防と治療用資材、マラリア治療キットなど6,500 kgの医療機器と物資、資材をサイクロン被災地に送りました。

さらに、800kgもの水処理や衛生設備、破壊された保健センターを支援するテントを含む物資を送りました。その結果、取り急ぎ3か月間は稼働する復興事業が動き始めていますが、まだまだ支援は追いついていません。

私たちは19年間ここモザンビークで活動しているという利点があり、知識豊富で経験豊富なスタッフが対応に当たっていますが、被災地の人々は劣悪な環境で、健康が脅かされる中、日々を過ごしています。





復興への支援は始まったばかりです。
皆様のあたたかい支えをお願いいたします。


©Czuko Williams


あなたのご寄付でできること



15ユーロ 30ユーロ 60ユーロ
15ユーロ(約1,800円) 30ユーロ(約3,600円) 60ユーロ(約7,200円)
コサイクロンの被災者を治療するための14個の応急処置薬や医療品を送れます。 マラリアやコレラの感染拡大を防止するための29個の衛生キットを送れます。 感染症予防に必要な衛生的な水。被災地で使用できる水処理設備を送れます。

当プロジェクトへのご寄付では、所得控除または税額控除の寄付金控除が受けられます。



©Czuko Williams

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