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【緊急】「餓死寸前」のイエメン「崩壊寸前」の医療

1万6,000回を超える空爆によるインフラ破壊。
飢餓そしてコレラの発生。


イエメン 2015年から続くイエメンの紛争は泥沼化し、「世界最悪の人道危機」に陥っています。

イエメンでは、2014年から反政府武装勢力のフーシ派が実権を握り、同国を広範囲にわたって支配しています。このフーシ派に対しサウジ主導のアラブ連合軍が軍事介入して爆撃を繰り返し、2015年3月からこれまでに行われた空爆は1万6,000回を超えています。1日に10発以上の爆音が国のどこかで響き、人々が逃げまどい、いのちを失っています。

昨年にはアラブ連合が病院や子どもの乗ったバスを誤爆するなど、病院、学校や市場など、市民生活に不可欠なインフラが1年で600か所以上(国連推計)も破壊されています。


バス破壊 ひつぎ
サウジが主導するアラブ連合軍の空爆により、子どもを乗せたバスが破壊され、ぼうぜんとたたずむイエメンの男性 空爆により死亡した子ども達の小さなひつぎ

5月14日フーシ派が主要港から撤退を開始したのもつかの間、サウジの油送管へのドローン攻撃の報復として、5月16日アラブ連合軍はフーシ派拠点への空爆を実施。危機が再燃しています。

イエメンの危機は、武力攻撃だけにとどまりません。
アラブ連合の国境・海上封鎖や武装勢力による食糧支援阻止により10万人が極度の飢餓状態。
栄養不足の母子は300万人にのぼります。


当プロジェクトへのご寄付では、所得控除または税額控除の寄付金控除が受けられます。



日本で報道されることはごくわずかですが、イエメンでは文字通りの「世界最悪の人道危機」が進行しているのです。

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医療施設の50%以上が機能していません。
極度の衛生状態の悪化で、コレラの流行が発生しています。


10万人がいつ命を落としてもおかしくない極度の飢餓状態、2,400万人以上が水や食糧など命をつなぐための支援を必要としています。国民の、実に8割に相当する数です。

人々のいのちを守る医療施設も、爆撃や物資不足によって対応能力が著しく低下した中で、対応を迫られています。
特に、妊婦や授乳中の女性を含む300万人の母子が栄養不足状態にあるため、緊急の支援が必要です。

また、空爆による上下水道などのインフラ破壊で、衛生状態も極度に悪化。コレラの流行が発生し、現在も続いています。コレラはワクチンで予防できますが、イエメンではワクチンを十分に確保できないため、特に免疫力の低い幼い子どもたちが命を落としています。

これが今のイエメンの姿です。
日本から遠く離れた土地で、しかし私たちと同じいのちが生きるためにあえいでいます。



危機に直面する人に何としてもたどり着き、いのちを守る。


今回の危機の原因である政治情勢により、人道支援団体が行っている必要不可欠な支援もたびたび妨げられてきました。
しかし、人々のいのちに対して妥協はできません。爆撃などを受けて全国の医療施設の50%以上が機能していないイエメンで、世界の医療団は2016年から首都サヌアやイッブ、アマナットなどで13の医療施設を支援しています。

日々のさまざまな診療に加え、妊娠中のお母さんたちへの診察や爆撃で被害を受けた人たちへのこころのケアなどを行うほか、コミュニティヘルスボランティアを育成して地域の人びとの健康を日常的に見守る体制づくりも行っています。他方で緊急時には患者を高度医療施設へ迅速に紹介する仕組みも整えています。

また昨年から続くコレラの流行・まん延に対しては、関係機関と協力し予防や対策を迅速に進めています。

イエメン

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現地からの声



「叔父の死が息子を変えてしまった。
3ヶ月前、叔父が亡くなってからというもの、彼は正気でなくなり、てんかん発作を起こすようになった。Hazimは暴力的になり、食欲を失い、睡眠時パニック発作に苦しむようになりました。

そこで、村にある世界の医療団のプライマリヘルスケアセンターを訪れ、診察を受けてはじめてHazimは転換性障害なのだということがわかりました。少なくとも6回、セッションを受け、元のHazimに戻りました。

息子を治してくれただけではなく、世界の医療団はそれ以上のもの、健康であることの喜びを私たちにもたらしてくれました」
(イッブ県 Hazim父”A”)


「Ghabashの母子健康センターで、世界の医療団のサポートを受けなければ、私たちは死んでいました。
出血があったのは、妊娠9ヶ月目でした。
世界の医療団がこの村に来る前に、同じような症状にかかった少女は亡くなってしまった。私も彼女みたいに死んでしまうのかと、怖くてしょうがなかった。

運よく、母子健康センターに入院でき、帝王切開をすすめられました。
世界の医療団からの紹介で、Al Er Rural病院に搬送され、そこで健康な赤ちゃんを出産しました。その1週間後に退院しました。
世界の医療団には心から感謝しています」
(サナア県 35才女性)



あなたのご支援でできること


世界の医療団はこの危機的状況の解決に直接現地で関与している数少ない団体の一つです。
人々のいのちを明日につなぐため、緊急のご支援をお願いします。


約2,500円のご支援で 約4,500円のご支援で 約12,000円のご支援で
約2,500円のご支援で 約4,500円のご支援で 約12,000円のご支援で
コレラ患者用衛生キットを与えることができます 栄養失調の子どもたち10人をケアすることができます 担架1台を届けられます

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急速に人道危機が深刻化するイエメンでは、支援は全く十分ではありません。
一人でも多くの人にたどり着き、いのちを守るため、
どうかあたたかいご支援をお願いします。


©Médecins du Monde

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