世界の医療団スペインでは、1988年以降、ルイス・ヴァルチュエナ人道写真国際賞コンクールを毎年開催しています。この催しは、世界をもっと住みやすい場所に変える為に命を懸けた4人の仲間(メルセデス、フロース、マニュエル、ルイス)の意志を引き継ぐ私たちの決意を新たにする試みです。4人の仲間が示した人道主義の精神、献身、そして連帯は今やこの賞の核心とも言うべき価値観となりました。このコンクールには、世界の医療団の人道援助活動の使命半ばにして、尊い命を絶たれたプロの写真家でもあったルイス・ヴァルチュエナ※の名前がつけられています。コンクール開始以後、報道写真のジャンルでは卓越した存在として認められるようになりました。写真展の開催には、人道活動に命を捧げた人々を追悼するという目的のほか、世界中で見捨てられ、忘れられていく弱者と呼ばれる人々や、不正などの実態を証言し、彼らの前に閉ざされていた希望の扉を開くという目的があります。


ルイス・ヴァルチュエナ人道主義写真パネルの貸出をしています。

ルイス・ヴァルチュエナ
プロの写真家、ルイスは1966年マドリッドに生まれ、1998-1990年エル ムンド誌のフォトジャーナリストとして活躍しました。その後、TV局「アンテナ3」のフォト部門の主任を務め、雑誌「FV.Actualidad」の編集チームに加わりました。1996年から世界の医療団スペインのロジスティクス オフィサーとして活動を開始、爆撃による犠牲者を支援するためレバノンに向かいました。その1年後ルワンダで命を落としました。

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