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【2010.2.25】
ハイチ大地震 ボランティア医師からの報告
「古いランドクルーザーに一斉に乗り込んで、私たちはでこぼこの道を病院まで行きました。車はがれきや押しつぶれた車の間を縫うように進み、水を汲んで避難所へと戻る人々の列を過ぎました。オーナメントドームがものすごい角度になっている大統領府を通り過ぎると、中央に偉人たちの銅像のある大きな公園に出ました。大きな難民キャンプでした。洗濯物と家族の屋根となる防水シートが万華鏡のように広がっています。角のところに病院がありました。門にはアメリカ兵が警備をしています。そうしなければならないのです。朝のこの時間でさえ、何百人のも人が列を作って治療を待っており、割り込もうとして押し合っています。私たちはできるだけ素早く手術台を作りました。ハイチ人医師が到着するまでにはしばらく時間があります。彼らはここまでやってくるための輸送手段がないので、遅くなるのです。

最初の仕事は病棟を見て回り、今日の診察予定の患者を見つけることでした。私たちは包帯の上に、次の手術がいつかを記しています。というのは、患者は枕の下にノートを保管することになっているのですが、濡らしたり、破ったり、失くしたりするからです。私は世界の医療団のロゴと今日の日付を探しながら、足から足へ、腕から腕へと進みます。自分のリストを持って戻ってくると、笑顔のスペイン人の消防士と女性たちがまた数人の患者を見つけていたので、リストに加えました。病院には、今やショックの治療だけでも、一張りあたり10人から12人の患者のテントが10あります。

それから、「ジャングル」があります。これは病院の庭一面に古いベッドが並べられ、そこの木と木の間に防水シートが張られているのです。他のどこにもベッドを見つることができなかった患者であふれています。ここは帰る家のない患者のための難民キャンプのようになってきているので、病院はこの屋外病棟を閉鎖しようとしています。できる限りベッドを早く開けるようにしているのですが、それより多くの患者がやってきます。しばらくすると、もっと多くの診察患者を内陸地方から載せてやってきたトラックが三角テントに到着します。

最後の患者を診察したら、1時間ほどかけて整理整頓と次の日のための補充をします。それから門まで戻り、家へ連れていってくれる輸送手段に乗ります。

昨日は、一台の大きなユンボが、門の外にある建物を取り壊していました。何十人ものハイチ人が、拾うものを探してがれきの間を掘り返しています。死体がころがっているので、ひどい匂いです。私が恐ろしいと感じるのは、そこは何人かの人が閉じ込められて何時間も、もしかしたら何日もたどり着かなかったレスキュー隊を待っていた場所かもしれないということです。もしかしたら、彼らは多くの人々が今とても心を痛めている孤児たちの両親だったかもしれない。

ハイチの次のステージは、復興です。
これは本当に難しいです。実際のところ、この町は今完全に取り壊してそれから再建しなければならない。
残っている建物も大半は安全ではないし、その他の建物はすでにがれきと化しています。しかし、再建するとしても、再建のためのお金を支払うのは誰でしょう。この国は地震の前ですら破たんしていました。今は家も失っています。」

クリストファー・ブルストロード医師より
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