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05.18 2017

アフリカ・中東 栄養危機:イエメン 内戦による栄養危機、さらに迫るコレラの脅威


イエメン、ナイジェリア、南スーダン、ソマリア、ケニアは深刻な食糧不足に陥っています。世界の医療団は、人道的なアクセスを促進するため、国際社会の緊急の反応を求めると同時に医療支援活動を強化しています。
現在の危機は、繰り返される干ばつや紛争、その結果引き起こされた人口の移動、政情不安などによるものです。 「これは緊急事態です。4カ国で少なくとも2,000万人の人々が苦しんでおり、支援を受けるのも難しい状況にあります」と世界の医療団理事長のフランソワーズ・シヴィニョンは説明します。

「この危機に対する警告は数か月前に出されましたが、紛争の政治的解決策が見つからない限り、栄養危機のリスクは増加するでしょう。 我々は、国際社会の外交的かつ資金的な動員を呼びかけます」と世界の医療団国際事業部のジャン・フランソワ・コルティは言います。

アフリカ・中東 栄養危機に対する世界の医療団の活動地は、こちらの Google mapからご覧いただけます。

活動の詳細―イエメン―

活動地

サナア、ハイマ地区及びジェハナ地区の5つの医療施設で支援活動を行っています。

状況

700万人が栄養危機の脅威にさらされている
462,000人の5歳未満の子どもたちが栄養失調のリスクにさらされている
48,000人が1月からの西岸の紛争により避難している
300万人がここ2年間で移動/避難している
2740万人が全人口である
1880万人が人道支援を必要としている
1030万人は今すぐに支援を必要としている

2年におよぶ内戦により混乱、飢饉が続くイエメン。人道的状況は悪化し、何百万人もの人々の命が蹂躙されました。そして今や人口の3分の2が人道的支援を必要としています。

食糧・安全保障は緊急事態に直面しており、その規模は今世界で最も甚大だと言えます。2017年には、もはや取り返しのつかないところにまで達してしまうのではないかと危惧されています。

イエメンは食糧の90%を輸入していますが、国内に届く量はもはや十分ではありません。 私たちは特定の分野にアクセスしてニーズを正確に判断できないため、飢饉は正式には宣言されていませんが、推定で5歳未満の子ども462,000人が栄養失調になる危険性があります。

医療従事者は数ヵ月間給与を支払われておらず、医療施設の半分以上は運用されていません。保健医療システム全体が崩壊する危機にさらされています。清潔な水、下水道設備、衛生設備もないため、感染症のリスクが高まっています。

この2年間で、推定300万人が我が家から追い出されました。 移住者のうち100万人が暫定的に家に帰りましたが、しばしば不安定な生活条件になりました。 紛争が進むにつれて、人々の移動の距離は長くなり、戦闘が激化したことにより西岸沿岸地域では新しい移動の波が発生しました。

内戦は、子どもたちの命と未来を奪いつづけています。 データによると、2016年3月以来、昨年の同時期に比べて内戦で亡くなった子どもの数は70%増加、約2倍の数の子供が負傷したり、戦闘に勧誘されました。

私たちの活動

2015年より、南部と西部に位置するサナア、イッブ地域で活動しています。最も弱い立場にある子もどのケアと栄養治療に特化した施設を含む5つのヘルスセンターをサポートしています。

プライマリヘルスケア
  -栄養失調の治療
  -リプロダクティブヘルス、性暴力
  -コミュニティ活動(健康教育、診察など)
  -リハビリ
  -医薬品の提供
メンタルヘルスケア
  -傾聴(個人、グループセッション)
  -教員と連携した子どもへの支援

次週には、サナア都市部の3つの医療施設でも活動をスタートさせる見込みです。

活動の成果(2016年4月~)

10,051人の5歳未満の子どもたちの栄養状態の検査
19,632件の診察
22,774の薬がアウトリーチ活動を通じて配布された

【緊急】コレラ流行のおそれ

未曾有の栄養危機に加え、コレラの大流行が懸念されています。コレラは、コレラ菌に汚染された水や食料を摂取することにより感染する伝染病で、下痢や嘔吐などの症状が見られます。適切な治療がなければ、死に至ります。

世界の医療団はこの2年間、同地の人道的な状況について訴え続けています。 国際事業部ディレクターのジャン・フランソワ・コルティは、「昨年10月以来、2万件以上の疑いがあり、100人以上の死者を出したコレラの流行が脅威を増している。 世界保健機関(WHO)によると、紛争によって分裂したこの国で、わずか11日間のうちに34人のコレラによる死亡が記録されたことで、状況は著しく悪化しているとしています。

世界の医療団は、既存の活動に加えてサナアにあるコレラの治療に使用されている2つの病院を支援しています。

イエメンへの医療支援を強化するために

<<皆様のご支援でできること>>
5,000円=重度の栄養失調の子どもたちの治療費10人分
6,500円=栄養失調の治療に有効なプランピーナッツ(栄養治療食)1箱分
12,500円=コレラ緊急対策キット5つ分

<<ご支援はこちらから>>
■直接寄付をする
▶世界の医療団オンライン寄付

■Tポイントでご支援いただけます
▶ヤフーネット募金
https://donation.yahoo.co.jp/detail/802001/
■スマホの方はこちらからのご寄付も便利です
▶ソフトバンクかざして募金
https://ent.mb.softbank.jp/apl/charity/sp/careerSelect.jsp?corp=230


※活動レポートの郵送も行っています。資料請求フォームよりお申し込みください。なお、郵便振替でのご寄付をご希望の場合も、資料請求よりご連絡をいただきましたら、用紙をお送りいたします。

ご支援・ご協力の程よろしくお願いいたします。
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