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08.04 2017

パレスチナ: 占領下での生活


50年もの間、パレスチナはイスラエルの占領下にあります。過去10年におよぶ封鎖により、ガザ地区の人口密度は更に高まり、暴力、屈辱、人権侵害などが日常的に横行する状況は現在も悪化の一途を辿っています。
ガザの住民は、まるで全ての人々の苦しみを背負っているとしか思えない現実を抱えています。自由はなく、将来の希望もありません。彼らに代わり私たち世界の医療団(MdM)が彼らの苦しみをここに伝えたいと思います。パレスチナの人々に尊厳を持ち続けてもらうため、この現状と事実を忘れないようにするために。。。

これらの写真は2017年5月にパレスチナで撮影されたものです。
写真|Olivier Papegnies/Collectif Huma

画像上から:
1. ベツレヘム:パレスチナとエルサレムを隔てる壁
2. ベツレヘム:毎日、彼らはここで壁画アートを目当てにやってくる観光客に会う。
3. 現在、ヨルダン川西岸区の182と呼ばれる居留地に75万人が住んでいる。
4. 入植者たちはこの少女が通う学校に火を放った。その理由は生徒たちの合唱がうるさかったから。
5. ガザの人口の半数以上が18歳以下の未成年である。

分離壁 別名:アパルトヘイト・ウォール
2002年に建設が始まりパレスチナ自治区ヨルダン川西岸とイスラエルの境界に建つ壁は、今やパレスチナの市民が日々直面する屈辱と困難の象徴となった。パレスチナの人々の自由に移動する権利を奪い、閉じ込める。イスラエルの覇権と領土を顕示するかのような通称分離壁または隔離壁。ベツレへムでは、バンクシーに代表される壁画アートが壁一面に続き、多くの観光客が集まるまでになっている。

パレスチナ自治政府のナブルス地方で和平問題を担当しているGhassan Daghlass氏によると、イスラエルによる体系的な侵略行為がパレスチナ人に多くの苦難をもたらしていると言う。
MdMが活動する地域でも、週に一度は殺人や死・重傷者が出る事件が発生している。パレスチナの人を苦しめるのは、直接的な暴力だけにとどまらない。そこに公平な調停や裁判はない。パレスチナの人々に生を与え、何千年にもわたって彼らが所有してきた土地は、幾度となく侵略者によって没収され、破壊され、そしてそれら行為は罰せられることもない。

ガザ‐天国への扉、それとも墓場で見る夢? 
世界で最も人口密度の高い地域のひとつであるガザ地区には、約200万人が牢獄での生活と変わらない日常を送っている。
人口圧力に加えて、ガザは過去10年イスラエルの占領下にある。封鎖によって、ガザの住民は基本的な必需品を手にすることもできず、医療や移動の自由が制限されている。電気や通信および建設機械の輸入までもが厳しく制限されている。

ハマスとパレスチナ当局の間の政治的緊張の中で、ガザの人々は人間として生きるためのもっとも基本的な権利さえも侵害されている。食糧や燃料は高価であり、1日に電気が使用できるのはわずか4時間。封鎖は事実上、国際法違反とされているにもかかわらず、状況は変わらない。イスラエルの国家は法の上に成り立っているのでしょうか?今もガザに正義はない。